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未来を創る先輩たち#05 取締役技術部長 伊藤編

interview #05

「地域の方々の望むもの」と「私たちができること」が噛み合った瞬間は気持ちがいい

取締役技術部長伊藤

技術士(建設部門:河川・砂防及び海岸・海洋)

伊藤さん

現在の仕事の内容

最近は主に、防災情報の提供に関する検討やシミュレーションを行っています。内容としては、どういう基準で避難をするのか、ということや避難する範囲などの数値を国の政策に従って検討するといったことです。島根県全域に関しての事業として大隆設計が請け負っている仕事です。

大隆設計に入社を決めた理由は?

就職を考えていたときに、漠然とですが「研究」というイメージの仕事がしたかったんです。大隆設計の「建設コンサルタント」はそのイメージと関連がありそうかなと思いましたし、まさに実際に今やっている仕事はそんな感じですね。
学校の勉強の延長線上という考え方でもいいので、研究や分析、計画といったことに少しでも関心があれば、楽しみながら頑張れる仕事だと思います。

インタビューに答える伊藤さん

この仕事の魅力は?

私たちの仕事は「公衆の利益」を最優先して取り組むべき仕事です。例えば、医師なら患者のために、弁護士なら依頼人のために懸命に仕事をされるかと思いますが、私たちの場合は地域の方々のために仕事をしています。そういう部分にこの仕事の魅力を感じます。
基本的には公共機関が前に立って行う事業なので、私たちはそのパートナー的な役割として仕事をすることになります。そんないわゆる裏方のような仕事ですが、やはり地域の方々の望むものと私たちができることが噛み合った瞬間は気持ちがいいですね。
業務によっては地域の方々と直接接してお話や意見をお聞きすることもあるので、そういう機会も大切にしています。

今までで一番印象に残っている仕事は?

やはり災害に関する業務でしょうか。
洪水などの川の災害が起きたときには、被害に遭われて辛い思いをしておられる近隣の方々の気持ちを受けながら、できるだけ短い期間で川を元に戻すための設計をする必要があります。
ただ、安全を重視するあまり元の形から変わりすぎてしまうのも良くないとされています。これからの時代は、安全に水が流れるようにしながら、自然環境もできる限り保全する、ということが求められているんです。ただ工事をすればいいということではなく、知識や技術を駆使してそのための工夫も行っていくことが大切です。

打ち合わせの様子

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